マンションの買い替え必勝法

マンション選び7つのチェックポイント(内装編)

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「マンションの内装は消耗品である」という意見があります。

だから、マンションの選び方の情報を読むと、多くは立地、構造、もう少しマニアックになると「マンションは管理を買え!」という話になりますが、やはり、暮らすにあたって気になるのは、普段から目にする「内装」なんじゃないかと思います。

そこで、今回は、マンションの内装を見る場合に絶対に外せない、そして、それだけ見ていれば絶対に失敗しないポイントを7つ紹介します。

ポイント1:床の構造

近年のマンションの床材はフローリングであることが多いのですが、フローリングにもいくつかの種類があります。また、床の構造で分類すると、床のコンクリートスラブに直接床材を構築する「直床」と、「二重床」があります。

「直床」の方が一般的にはランクが低いということになりますが、見分け方は簡単です。リビングの掃き出し窓の下のサッシレール部分を見ます。

  • フローリングの床から一段高い位置にレールが立ち上がっていれば「直床」
  • フローリングと同じ高さ、あるいは少し下がった位置にレールがあれば「二重床」

「直床」は、そのままでは固く冷たいので、2000年以降の「直床」の物件であれば、フローリングの下にクッション材を敷いて、「クッションフロア」とすることが多いです。フローリングなのに、その上を歩くとふわふわするので、慣れるのに少し時間がかかります。

「二重床」の場合、「直床」より1レベル高い位置に床を構築するので、その下に床暖房を入れるのにはとても便利です。その代り、一段高い分、天井にも一段近い、つまり、「直床」のマンションよりも10センチくらい階高を大きくとらないと、天井が低い仕上げになってしまいます。階高が高くなれば、外壁などのコンクリートの量も増え、コストもかかるので、物件価格も上昇します。

ポイント2:床材

同じようなフローリングでも、無垢の木で作られているものが最も高価です。

ただ、無垢の木材は湿度変化に応じて反ることが多いので、床暖房を設置するには、合板のフローリングの方が向いているという意見もあります。

また、合板のフローリングでも仕上げ材の違いにより、木目を印刷した防水紙を貼った「シートフローリング」や、天然木を薄く削いだものを仕上げ材として貼り付けたものがあります。

だんだんと「シートフローリング」が増えてきていますが、傷がついたときの見栄えは、紙の地肌が見えてしまう「シートフローリング」よりも、薄くても天然木のシートを貼ったものの方が味があって良いようです。

そのほか、仕上げ材は同じでも合板ではなくMDFを使った床もあります。より安価ですが水に弱いという注意点があります。

ポイント3:天井の構造

さすがに「直天井」のマンションは減ってきていますので、「二重天井」が標準と思って良いです。

とはいえ、チェックすべき点としては、まずは電灯の取り付け位置を確認しましょう。
引っ掛けシーリングローゼットがついていれば標準で、その場合は耐重量も調べておきます。例えばシーリングファン付の照明やシャンデリアをつけたい場合は、約10キログラムの重量に耐えられる引っ掛けシーリングが必要となります。

また、古く階高の小さいマンションを「二重床」の「二重天井」にリフォームした物件を見学に行ったことがありますが、実質の天井高が2000mm程度となってしまい、大変圧迫感のある仕上がりになっていました。

ポイント4:スイッチ、コンセント類の位置

リビングの最も大きい家電製品はテレビであると思いますが、テレビの位置はコンセントやアンテナ線の位置に左右されます

また、エアコンのコンセントについては、どういう容量のコンセントが出ているかを確認します。
具体的には100Vと200Vがあります。それらは設置するエアコンのサイズや種類に応じて、切り替える必要があり、切り替えには工事が必要となります。

ポイント5:収納

一戸建ての場合、元々収納が多くとられていることがありますが、マンションの場合、リビングに一切収納が無いというのも珍しくありません

収納で場所を取られてしまうと、広告の間取り図に載る「10J(帖)」などの広さの表示が小さくなるので、収納を設置しないものと推測できます。

家具を置いて収納を補うというのも良いのですが、できるだけすっきりと暮らしたいならば、収納が多い物件を選ぶべきです。

ポイント6:水周り

キッチン周り

食器洗い洗浄機ディスポーザーなどの付帯設備も気になります。

食器洗い洗浄機については、近年、300mm幅のサイズの機種の生産が終了しています。まだ補修部品は出回っていますので、少しでも調子が悪いようであれば、早めに修理をしておくことをお勧めします。

ディスポーザーは本来後付けができません。2000年前後の物件の場合、無理に後付けしていることもあり得ますが、こればマンションの浄化槽に余計な負担をかけるため、資産価値の保持向上の意義からすると、全くお勧めできません。

浄水器の状態や、水栓が脱着シャワー式の場合はホースの状態も見ておくべきです。脱着シャワー式のホースが劣化して切れてしまうと水漏の原因となりますので、必ず水を流してみて、シンク下の扉を開き、水漏れが無かを観察しましょう。

なお、シンクには従来型のシンクと静音シンクがあります。従来型のシンクは水を流すとバチャバチャと騒がしい音を響かせますが、静音型の場合は、もう少し重たい落ち着いた音が聞こえます。シンク下を開いて、シンクのステンレスに防音材が巻かれているかどうかで確認することも出来ます。

トイレ

水洗トイレには大きな違いはなかったのですが、タンクレスかどうか、あるいは、節水型なのかどうかについては、よく確認する必要があります。

タンクレストイレが最も節水効果が高いのですが、水圧の問題があるので後付けができません

なお、シャワートイレは後付けも交換も簡単にできるものですので、マンション選びを左右するような要素ではないと考えましょう。

バスルーム

マンションのバスルームはたいてい「ユニットバス」と呼ばれるもので、工場で製造された洗い場の床材がセットされたユニットに、バスタブ、シャワー水栓などをセットしたタイプのものになります。

ユニットバスのサイズは1317や1418など数字四桁で表しますが、それぞれ、1300mm×1700mm、1400mm×1800mmのサイズを指しています。まずサイズが充分であるかを確認したうえで、中に設置されている設備を見ていきます。

シャワー水栓はサーモスタット水栓であることがほとんどで、特に機能差はないと考えて良いです。シャワーホースやシャワーーヘッドも交換可能なもので、そこまで高価ではないので、決め手にはならないと思いますが、シャワーの高さを自在に調整できるスライドバー手すりの有無は重要です。

防水や補強の観点から、後付けできる手すりやスライドバーはほとんどないと思って良いです。近年、ユーザーの高齢化を受けて、後付けできる手すりやスライドバーも出てきていますが、種類が少なく選択肢はほとんどありません。

ポイント7:玄関

だいたい天然石で出来ています。天然石は水分を吸い込みますし、油分も吸い込みます。泥汚れと油汚れを防止するにはコーティングがあります。このケアでガラッと変わります。あとは、角が割れたり削れたりというのは、仕方ないことですが、劣化具合を判断するポイントといて見ておきましょう。

マンションの玄関ドアは防火ドアで、後から変更できるものではありません。よって、どのような鍵が取り付けられているのかをよく見ておきます。防犯上、鍵は2個以上ついていることが望ましくディンプルキーという複製が困難なタイプを使用しているかどうかを決め手とすると良いと思います。

また、玄関ドアの枠は鉄で出来ています。管理の行き届いたマンションは、鉄部の錆防止のために鉄部塗装工事を繰り返し行いますが、玄関ドアの枠の塗装状態をみることにより、マンションの管理状態を類推することも可能です。

いかがでしたか。

今回は、マンションを選ぶためのチェックポイントを7つ、内装編としてご紹介しました。

最低でも、これらのポイントを観察して、納得のできるレベルにあるかどうかを確認して購入を決めます。もちろん、価格に応じて妥協するポイントもありますが、理解したうえでの妥協できる知識をつけておきたいですね。

 

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「マンションの買い替え必勝法」では、「中古マンションの売却方法、購入方法、マンションの選び方」など売る側にも買う側にも役立つ情報を紹介していきます。
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