今まで暮らしてきた大切なマンション。大切なだけに、なるべく高く売りたいですよね。
今回は、マンション売却の5つのコツを紹介します。
マンション、高く売りたい、コツなどで検索すると、様々な情報が出てきます。
どのWebページもためになる情報がたくさん載っていますが、今回、実際にマンションの売却を経験してみて、これだけは気を付けたいと思ったのは次の5点でした。
- 査定に一喜一憂しない
- 不動産業者をちゃんと選ぶ
- スケジュールを立てる
- 販売のストーリーを立てる
- 内覧を歓迎する
それぞれを紹介していきますね。
目次
マンション売却の5つのコツ
ひとつずつ、解説していきますので、参考にしていただければと思います。
査定に一喜一憂しない
マンションの査定金額が高いと嬉しいですし、低いと悲しい。それはそうなんですが、査定の金額は、あくまでも目安の金額です。マンションの売却価格は査定では決まりません。
査定の金額で不動産業者が買い取ってくれるなら良いのですが、そういうものではないので、査定金額で一喜一憂するのはやめましょう。
マンションを売る金額を決めるのに参考にすべきものですが、自分のマンションを売りたい価格は、自分で決めるものと意識しましょう。
不動産業者をちゃんと選ぶ
家を売る努力をちゃんとしてくれる業者を選ぶ必要があります。
売主と買主それぞれが払う「仲介手数料」が不動産業者の収入となりますので、経費をかければかけるほど、仲介手数料で得た収入が残らなくなります。つまり、経費をかけないで売買を成立させる方が不動産業者には得です。
また、「仲介手数料」は売主と買主両方からもらった方が儲かります。つまり、専属専任媒介の契約を結んで自社のお客様に買ってもらえるまで待つのが、不動産業者にとって最も儲かる方法です。
査定額の高さにひかれて、おかしな業者と契約しないように気を付けましょう。
スケジュールを立てる
マンションを売るのにどのくらいの期間をかけるのが適切かは一概には言えませんが、最低でも3カ月はかけるつもりでいた方が良いでしょう。
3カ月くらいの期間をもっておけば、売り切るまでのストーリーが描きやすく、売れる確率が高くなります。
短すぎると、売れない兆候が見えた場合に路線変更をするなどの工夫が出来ません。
また、売れたら売れたで、家を出る必要があるわけですので、引き渡しをいつにするかも考えてスケジューリングした方が良いでしょう。
販売のストーリーを立てる
モノを売る仕事に就いていない方にとっても、これは商売です。しかも、近所のコンビニでの買い物とは比較にならないくらいの商品を、買うのではなく売るのですから。
だからこそ、きちんとした販売戦略を、不動産業者の担当者と相談して決めてほしいのです。
媒介契約を結んだあと、物件の情報は「レインズ」という名前の全国の不動産会社が加入している不動産ネットワークに登録されます。「レインズ」を見た他の業者が自社サイトに掲載して、そこから売却先が決まることもあるので、「レインズ」に載せる情報を丁寧に作ってもらう必要があります。
また、「レインズ」の登録がいつになるのか? 他に媒体は何を使うのか? おすすめ媒体は?などを決めて、売却スケジュール上にプロットしていきます。
そして、肝心の価格も初期金額をいくらにして、どういう周期で何をトリガーにして金額を見直していくのかなどの相談が必要です。
なお、こういう話に乗ってこない業者は使ってはいけません。
内覧を歓迎する
内覧に来る人の中から、マンションを買ってくれる人が現れます。したがって、内覧の回数は多いに越したことはありませんし、1回1回の内覧は大事にする必要があります。
まずは、きれいに掃除をし、あなたのマンションの良さをちゃんとアピールできるように用意をしておきましょう。
あまりにコンディションが悪い部分があれば、お金をかけてリフォームをしても良いかもしれません。
マーケティングの4Pを応用しよう
「4P」というマーケティングの分析手法があります。これは「P」から始まる次の4つの言葉で表される手法です。
- 商品(プロダクト)
- 価格(プライス)
- 場所(プレイス)
- 販促(プロモーション)
マンションの特徴を自分でよく把握し(プロダクト)、販売開始価格(プライス)とその改訂方法よく検討し、どの不動産業者を使うかを考え(プレイス)、よく効く媒体を使って販促(プロモーション)を行うという、「4P」に分割して、マンションの売却活動を分析すると、万一、なかなかマンションが売れないという状況があっても、その原因を把握しやすくなります。
逆に言えば、売れないマンションはこの4つのPのうちのどれか、あるいは複数に失敗している可能性が高いです。
商売じゃないけど商売。
マーケテイングの知識を取り入れて、あなたのマンションを正しい高値で売る活動を始めましょう!
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